三年生は、「牛のお通りで電車がとまる」の感想文です。

インドでの牛の様子が書かれています。この長文は文化のちがいが主題です。似た話も「文化の違い」をテーマに探してゆきましょう。

 

言葉の森「思考力発表クラス」で、予習の題材(動画など)も取り上げられていました。対話の題材になるかと思います。

小3の思考発表クラブ5.2週の授業紹介――5.3週の作文はインドの牛の話

 

第二段落は自分の話

文化の違いを感じるような経験は小学生にはまだあまりないかもしれません。

もしなければ、インドの様子がもし日本だったら…と想像してみるのはどうでしょう?

 

たとえば、

「もし日本で牛がそこらへんを歩いていたら」

そこらじゅうにフンをばらまかれたらくさくて大変、車とぶつかりそうであぶない、びっくりして警察に連絡する、牛肉食べ放題!?

「もし牛が線路に横たわったりしたら」

朝の通勤ラッシュが大変なことになって、みんなが怒って…などなど

「もし日本で牛がお店に勝手に入ってきたら」

たのしい! みんなが恐怖で逃げる! 牛に乗って買い物してみたい…など。

いろんな「もし」を想像してみてください。ネタがあまりないと思うので、いくつか「もし」を。

「もし日本でも牛が神様だったら?」牛丼が食べられない、ステーキもローストビーフもなし。焼肉も大好きなカルビはお預け…。すき焼きもダメですね…。

 

第三段落では、お家の方から聞いた話です。ご家族のどなたかインド(他の国でも)へ行ったことがあったら、日本との文化の違いをいろいろ感じることがあったと思います。そんな話をいろいろ話してみてください。お子さんがそれを聞いてどう感じたかを作文に書いてもらいます。

 

インドについての知識や、テレビで見た様子、最近のインド情勢、本場のカレーはね…などなど

話して聞かせるだけでなくいっしょに「こう思う」「これは不便だね」などたくさん話をふくらませてみてください。そういった対話の内容が構成図に生かされると最高です。

 

私の父は昔インドへ半年出張に行っていましたが、下痢が続いて8キロ痩せて帰ってきました。持って行ったスーツが合わなくなっていてなんと日本では絶対に見かけない半袖半ズボンのスーツで帰国したのを鮮烈に覚えています。

 

構成図を書くとき、お母さんもいっしょにいろいろ書き込むとより楽しい作文になるうと思います。