さて今週は「ミイラ取りがミイラに」の感想文です。
感想文のときには特にお子さんの音読を家事をしながらで結構ですので聞いていただけるとよいと思います。
まず、お子さんに長文の内容を説明してもらい感想などいろいろ話してみてください。
(このときお家の方も内容を知っていると方向が間違っているときに軌道修正しやすいです)。
長文全体で一番印象に残ったところ、びっくりしたところ、なるほどなぁと思ったところはどこでしょう?
第二段落はお子さん自身の経験、第三段落はお家の方の経験を振り返り、長文の内容と「似た話」を書きます。
似た話の例を紹介しますが、他にあればぜひ挑戦してみてください。
第2段落は、
・ミイラを博物館やテレビで見た話
・本で読んだ話からミイラに対するイメージ
などを書いてみましょう。
ミイラを見たことがないお子さんは包帯でぐるぐる巻きのおばけのミイラ男を想像することも多いようです。そんなイメージの食い違いも題材になりそうです。
また「ミイラ取りがミイラに」のことわざのようになってしまった身近な話もおもしろい題材になります。たとえば遊んでいる弟を呼びに行ったがうっかり自分もいっしょに遊んでしまった…など。
第3段落はお家の方の話や調べた話です。
お家の方の経験談を第二段落に挙げたような題材で話してあげてください。
また、こういう科学ものでは、「調べた話」も感想文に重みを与えます。ミイラについて親子で調べてみた話も書いてみてもいいですね。ただし、調べたことを羅列するだけにならないよう、どう感じたか、考えたかまで話を発展させてみてください。
**私の「似た話」**
子どものころは、ミイラ=おばけだと思ってました。今展示されているかわかりませんが、子供のころ上野の科学博物館で初めてミイラを見ました。とにかく怖くて展示室へ向かう階段を両親がテンポよく登るのが不思議でたまりませんでした。本物のミイラは、これが人間かと思うほど小さくて、怖いというより切なさを感じた記憶があります。
今までの生徒さんはほとんどがミイラを薬にして服用していたというところに衝撃を受けるようでした。
上に挙げた例以外でも
「もしミイラの薬を飲めと言われたらどうするか」
「ミイラ以外にも変な薬と言えば…」などで話をふくらませてもよいでしょう。
例えば…風邪をひいたらねぎをのどに貼って寝るなんて話はどこまで信じたらよいのでしょう。
題材を探すのが難しいので少ししつこい説明になってしまい失礼しました。