六年生は、「私の家は自動車が」の感想文です。道端に生えた野花を愛でていたと思えば、雑草だからといきなりむしってしまったり、人間は自分の都合で自然をいとも簡単に破壊してしまうという話です。

 

主題に合った体験実例を探すのは難しいのですが、草むしりをした経験などを通して自然保護と人間の都合のバランスについて考えるとよいでしょう。簡単にむしりとられる草と大切にされる草の線引きは人間が勝手に決めたものです。そのあたりで《思ったこと》が書けそうです。草だけでなく、虫などもでも同じようなことがありますね。例えば、蝶は可愛くて蛾はたとえ毒がなくても嫌われる、カブトムシは人気があるけれど同じ色なのにゴキブリは…。

 

第三段落では、お家の方のお話を。今の子より自然にたくさん接したであろう世代です。お子さんの話に共感しながら思い出話をしてあげてください。

また、少し大きな視野で都市開発で失われてゆく自然について書いてみるのはどうでしょう。ここにお父さんやお母さんの子ども時代の自然環境と今を比べどう変化したかなど聞いた話が入れられそうです。

 

少し難しい課題ですが何を書くか考えるところが作文の勉強の半分です。考えがまとまらなければ教室でアドバイスしますね。