六年生は、「世界じゅう、どこに行っても」の感想文です。

 

先週に引き続き六年生にとっては少し難解な文章です。試験問題に出そうな長文ですね。

人はそれぞれ自分の文化カプセルの中で生活しています。特に日本人は一般的に海外へ行っても日本の文化カプセルに閉じこもりがちだということが書かれています。私は海外は大すきですが、こと食文化に関してはどうしても日本の文化カプセルに戻りがちです。

「文化カプセル」という概念をお子さんが自分でとらえるのは難しいかもしれません。「文化カプセルとはこういうものだ」と説明するよりも、対話の中から文脈でとらえられるといいと思います。簡単に言えば内と外の壁ですね。

 

体験実例としては海外や文化にこだわる必要はありません。

「クラス替えで前のクラスの文化カプセルに閉じこもりがちだったけれど、ある日カプセルを破って積極的に声をかけてみた」「知らない人ばかりで疲れると、家に帰ったときほっとする。自分にとっては家は自分の文化カプセル」「〇〇さんにはカプセルがないように見える。どんな場面でもフレンドリー」など内と外についての体験実例を。

お家の方が今まで経験した文化カプセルについても話をしてあげてください。お子さんより絶対的に経験豊富なので「〇〇が大人になったらこういうときは文化カプセルを破らないと大変だよ。」「文化カプセルを破って積極的に他と交わった方がいいけれど、いつでも戻れる文化カプセルも大事。」のようなちょっと哲学的な話も。