六年生は「噴水は、飲めない水で」の感想文です。少し難しい文章ですね。しかしとても面白い視点です。

噴水は人間が生きてゆくうえで何の役にも立たない、飲み水とか遊ぶためとかそういう意味付けや価値がないということが大事なのだという話です。意味がないからあるといい、そういうものに興味を持つのは人間だけでしょう。人間だけが絵をかざったり、音楽を楽しんだり、リボンのついた小物をかわいいと思ったり…するのです。

 

さて、自分の身の回りのそんな「何の役にも立たない」ものについて書いてみましょう。一例だけでなく何例も挙げてみてください。例えば私は洋服を選ぶとき、いろいろ試着しどれが自分に似合うか、どんな組み合わせで着まわせるか…いろいろなことを考えます。でも、そんなことは洋服の機能には全く関係ないことです。何の役にも立たないのに一番こだわる部分でもあります。主に飾りや色、音楽や絵画などの芸術、それらは噴水と同じ存在なのではないかと思います。

そんな話を親子でたくさん話してみてください。