「ソフィの世界」からの抜粋です。かなり前にベストセラーになりましたね。哲学の入門書と言われていますが、哲学…難しいですね。お家の方も長文を読んでみてください。自分自身が大切な何かを失ってしまったことに気付きます。

 

さて、この長文は、「小さい頃は世の中に不思議なことに満ちていていたのに、大人になると世界に慣れ世界に驚く能力を失ってしまう」という内容です。

似た話というのは難しいですね。

 

私も小さい頃は魔法を信じていて、たくさん落ちている枝のどれかが魔法の杖にちがいないと目につく枝をこっそり振ってみたりしていたものです。魔防の枝を持って高いところから飛び降りたら空を飛べるかもしれないと思い、これと思う枝を持ちい階段の5段目ぐらいから枝を持って何度も飛び降りたこともあります。おばけや幽霊がこわくて夜中のトイレに一人で行けず弟をいちいち起こしていたら親に怒られたり、虹のふもとには本当に宝物があると信じていました。

それらを今は「子どものころの無邪気な話」として現実に生きていますが、トロイの遺跡を発見したシュリーマンはきっと世界に慣れることをしなかったのでしょうね。世界に慣れるということは大切なものを失うことでもあるのだと思いました。

 

さて、このような内容ですので、今は信じていないけれど(当たり前だと思っているけれど)、小さいころは不思議なことを信じていたという例を挙げてみましょう。信じなくなったのはいつ頃でしょうか。なぜ信じなくなってしまったのでしょう。

そのほかにも、長文中の例として、もし「突然パパが朝食のテーブルの上を飛び回ったら」、自分や家族はどんな反応をするだろうかと想像してみても面白いですね。