今週の長文はは「ソフィーの世界」からの引用です。哲学を身近にしてくれたヨースタインゴルデルですが…哲学、難しいですよね。
さて、この章では、ソクラテスが当時の哲学者と違っていたところは「自分は人生や世界について知らない、とはっきり自覚していた。」ということでした。「無知の知」ですね。
そのあたりから似た話を探してゆくとよいでしょう。
・知ったかぶりをしてしまい、ひやひやした話
・そんなの知ってる、簡単、と思って高をくくっていたら大変な目にあってしまった(テストなど)
・人が知ったかぶりをしているのを見てかっこわるいなぁと思った
「彼は思いこみが強くてかたくなでもなかったし、どうでもいいと思ってもいなかった。ソクラテスは自分は知らないということを知っていただけだ。」
というところから、
・とても物知りな人がいるけれど、その人はまだまだ知ろうと努力している
・歴史が好きで勉強すればするほど知らないことがたくさんあることに気付く
などもいいですね。
私は、「知ったかぶり」で危ない橋を渡ったことならたくさん! 塾の講師なんてしていると、生徒さんの前で「わからない」「知らない」「解けない」なんて絶対に言えません。知ったかぶりを貫き通す精神力も必要です…。
SEをしていたころなんて、お客さんにはPCオタクもたくさんいるので、それこそ知ったかぶりなんてしたら総攻撃されてしまいます。自分のテリトリー以外で知ったかぶりするなんてこわくてできませんでした。緊張感あったなぁ。
フルートもしかり。音楽は「出来た」というラインが人によって違っており、追求しだしたらきりがありません。音楽を追及する姿勢はソクラテスの姿勢と似ているかもしれません。私は全くそのレベルの人間ではありませんが…。
のようにおうちの方の方がネタが豊富だと思います。誘導してあげるとお子さんも自分がネタ豊富であることに気付くかも。